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2015年の恵方巻きは2月3日で方角は西南西

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2月3日は恵方巻きを食べる日だ。関東民のオッサンである自分にとっては最近はそうらしいね、という印象で決して子供時代から恵方巻きを食べていた思い出はない。

恵方巻きとは大阪発祥の文化だったようであるが、それも節分の日に特定の方角を向いて食す、というような文化ではなかったそうだ。恵方巻き文化発祥には諸説あり、どれが正解かはわからないが、太巻きを節分に丸かぶりするということは大阪であったのは間違いないようなので、とりあえず大阪発祥となっている。

日本全国に広まったのは1989年(平成元年)に広島で7~8店舗のセブンイレブンを運営する加盟店が始めたのが起源。その後西日本全体に広がり、やがて他の地域へと広まっていった。ようするにバレンタインデーと同じで作られた風習と言えるだろう。

現在では、太巻きだけでなく、ロールケーキにだったり、ワッフルだったり、太くて長い食品業界がうまいこと便乗してやろうと新たに仕掛けている状況もバレンタインデーに似ている。

ところで、節分が2月だけでなく、年に4回あることはあまり知られていない。節分というのは、季節を分ける日という意味で、立春、立夏、立秋、立冬の前日を指している。なので夏にも秋にも冬にも節分があるわけだ。そこに気づいた業界が、年に4回恵方巻きを食べようというキャンペーンをし始めているらしいが季節感がないと大不調。おそらくこちらは不発となりそうだ。

恵方巻きと言えば「恵方」という毎年異なる方角を向いて無言でかぶりつくのが定番だが、2015年の恵方は「西南西」。この方角が細かいので毎年毎年調べなくてはならないのだが、実は4方向しかないってご存知だった? 東西南北の4種類が3つあるから、数学で習った順列組み合わせだと4×4×4でだから64種類あると思っている人も多いと思うが、それは違うのだ。

恵方巻きの方角の調べ方には当然きちんとしたルールがある。恵方は、その年の干支の十干(じっかん)で決まっており、東→西→南→北という順番で一つの周期になっている。十干という馴染みのない用語が出てきたが、我々には十二支というのが馴染み深い。子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥(ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い)である。

例えば今年は未年(ひつじどし)なので、年賀状にひつじをあしらったり、現在35歳や47歳のオッサンは今年が歳男になるなどよく知られているが、それ以外にも十干というものがある。甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸(こう・おつ・へい・てい・ぼ・き・こう・しん・じん・き)というものなんだが、この十干と十二支を組み合わせたものが60種類の干支となっている。例えば1966年は丙午(ひのえうま)でこの年に生まれた女の子はじゃじゃ馬になるという言い伝えがあったため、1966年生まれの人口が急減しているのである。私は1967年生まれなので一個上の学年が少ないのを実感している。人口急増中のあの頃、突如人口が減るわけで、おそらく受験も楽だったんだろうな・・・といまだに思っている。60歳を還暦といって祝うのもこの60種類の干支を全て経験したという意味なんだそうだ。

ところで、12×10で120種類の干支でないのか! とも思うがそれは10種類と12種類を順番に組み合わせていくとどこかでずらしを行わない限り、絶対に60種類になってしまうのだ。

そして、恵方巻きの方角だが、陰陽道で言う福の神「歳徳神(としとくじん)」がおられる方角を指している。この福の神がいる方角は4つしかないのである。まとめると下記の通り。

・庚の年(西暦の下1桁が0)…申と酉の間…庚の方角(255度・西南西微西)
・辛の年(西暦の下1桁が1)…巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
・壬の年(西暦の下1桁が2)…亥と子の間…壬の方角(345度・北北西微北)
・癸の年(西暦の下1桁が3)…巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
・甲の年(西暦の下1桁が4)…寅と卯の間…甲の方角(75度・東北東微東)
・乙の年(西暦の下1桁が5)…申と酉の間…庚の方角(255度・西南西微西)
・丙の年(西暦の下1桁が6)…巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
・丁の年(西暦の下1桁が7)…亥と子の間…壬の方角(345度・北北西微北)
・戊の年(西暦の下1桁が8)…巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
・己の年(西暦の下1桁が9)…寅と卯の間…甲の方角(75度・東北東微東)

十干がちょう10種類なので、西暦の下1桁とちょうど合致しているのがわかりやすい。今年は2015年と西暦の下1桁が5なので、庚の方角(255度・西南西微西)となるわけ。そして、西南西の微妙に西という方位が出てきているのだが、これも西洋と東洋の文化衝突というか、いろいろと理由がある。

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本来の恵方というものは24方位でできている。東西南北だけだと16方位か64方位となるが、その中間という微妙な分け方なわけだ。そのため、微北だの微西だという方位となってしまう。そんな細かく方位を向けない!という方も多いだろうが、今は方角を調べるのに超便利なサイトがあるので紹介
http://senrioka-info.net/0_s-info/ehou.htm
地図の中心を自分がいる場所に動かせばどこを向いて食べればいいのかひと目でわかる。

「恵方コンパス」というスマホ用のアプリもあるのでスマホの方はぜひ。
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.applications.EhouCompass&hl=ja
↑Android用

https://itunes.apple.com/jp/app/hui-fangkonpasu./id377321278?mt=8
↑iPhone用

無言で食べるとか目をつぶるとか、いろいろな作法があるが、それも地域や時代によって変わっているらしいので、自分のお好みで解釈して食べてほしい。


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