世界初の燃料電池車トヨタミライが絶好調だ。なんと受注だけで1000台を突破したそうだ。生産台数が年に700台なので、今購入しても届くのは1年以上先ということになる。もちろん、どこかで生産能力を上げる可能性もあるが、なにせ特殊なシステムなので、これまでのようのホイホイと生産能力はあがらないだろう。
トヨタミライの車両本体価格は723万6000円(税込み)。これに国からの補助金が202万円支給されると発表されているので、実質は520万円ほどで購入可能だ。さらにこれとは別に補助金を出す地方自治体もあるようで、そうなると500万円を切る価格ということになる。
気になる水素の価格だが、岩谷産業では1km走行あたり10円と決めたらしい。つまり10kmで100円、100kmで1000円だ。ミライに水素をめいっぱい積むと650km走れるので、満タンにすると6500円ということになる。水素はガソリンのように液体ではないので、いわゆるリッター何キロみたいな燃費は出せない。なお、水素満タンにかかる時間はたったの3分。ガソリン満タンと同じ感覚なので、これはうれしい。
また、燃料電池車を盛り上げるため、官民挙げて総力を尽くすらしく、水素の料金も現在のガソリン価格並にすると意気込んている。もちろん、水素ステーションの整備もどんどんやっていくことになるだろう。